2015年1月30日金曜日

中東の人質事件と自衛隊派遣。 (2015/01/30)


こんなニュースが流れている。

【イスラム国】日本人救出に自衛隊派遣、法整備なら可能 政府が想定問答

http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/27/islamic-country-self-defense-force_n_6560036.html

今回の人質事件をきっかけに自衛隊が人質の救出に行けるように法改正しようということらしい。
ちょっとまってくれと言いたい。

まず、自衛隊が合法的に海外にこのような目的で行けるのか?
行くとすればどこへ?
どうやって敵の居場所、人質の居場所を確認する?

イランのアメリカ大使館人質事件というのをご存知だろうか。
かつてイランで米国大使館が占拠され、人質に取られた時、米国は強制奪還を狙って攻撃に出たが失敗に終わり、その後、大変な混乱をもたらした。
CIAやNSAの情報網が発達したアメリカですらこれである。

これに対して日本はどうだろう。日本も日本版NSAを設置、しかし後藤さんと湯川さんの件で身代金の要求は去年の11月から発生していたことをすでにメディアが報じている。

日本のNSAや対策本部は何をしていたのか。結論から言えば何もしてこなかった。
そして安倍首相が一連の中東歴訪で2億ドルの資金援助の発表を行うと、そこに漬け込むかのように人質の映像が公開され、2億ドルが要求されるという事態に陥った。

どうも安倍政権は意図的に放っておいたと見るのが正しいだろう。
理由は一番最初の記事の通り、自衛隊を海外に自由にいかせるためにこんな好都合な事件はない。全くのタイムリーな事件に発展した。

もう一度いう、自衛隊が人質の奪還だどできるはずもない。この国にはそんなインテリジェンスも能力もない。
こんな法案が出たとしても断固として反対していかなければいけない。